つきじだより

つきじだより4

同窓会の活動のひとつである定期総会についてご紹介します。聖路加同窓会は、年1回定期総会を開催しています。今年は6月17日に、4年ぶりに対面で開催しました。

(開催までの準備)

コロナ禍以前は、定期総会と同時に、懇親会と生涯学習支援講演会を対面で開催していました。懇親会は、学年の離れた同窓生同士の交流の機会であり、クラスメートとの再会の場となっていました。今年度の総会の計画を考え始めた2022年秋には、「そろそろ対面で開催できるのではないか」と思うと同時に、「飲食をするのは避けたほうがいいだろうか」「オンラインなら参加できるという同窓生もいるのではないか」など対面開催への期待と不安がありました。何より久しぶりの対面開催のため、総会担当者も全体の流れをイメージしにくいというのが一番の難題でした。同窓会役員会で検討のうえ、総会と生涯学習支援講演会を同日に対面で開催し、総会はライブ配信もすることになりました。

(当日の様子)

開催2日前に担当者と事務局でリハーサルを行い、当日は大きなトラブルもなく無事に総会が成立しました。開始前にはBGMに校歌を流して参加者をお迎えしました。総会議事に先駆け、開会・物故者追悼のお祈り、理事長、学長のご挨拶、看護学部長、看護学研究科長、公衆衛生学研究科長からの学事報告がありました。また、同窓会から大学への寄付が、学内の実習室の設備に活かされることなどを伺い、大学や看護基礎教育の変化を想像することができました。いろいろな年代の卒業生が一堂に会して出身大学のことを考える場は、とてもあたたかく懐かしい時間が流れていました。

聖路加同窓会の総会についてもうひとつご紹介したいのは、「お手伝いクラス」です。聖路加国際大学では、学部生の学年を「Class of ○○(卒業年)」と呼ぶのですが、総会時は、同窓会役員に加え、卒後30年のクラス(同窓生)に当日の運営を手伝ってもらう慣習があります。対面で開催できなかった期間に卒後30年を迎えたクラスの同窓生にもぜひお手伝いいただきたい、という役員会の思いがあり、今年度から3年間は2学年ずつお手伝いをお願いすることになりました。今年はClass of 1990とClass of 1993の方々に「お手伝いクラス」として、当日運営にご協力いただきました。

今年度の総会は、以前とは違う形の対面開催でしたが、同窓会の活動を共有するだけでなく、同窓生同士の出会いと再会の場でもありました。終了後には、改修工事の終わったチャペルの見学に行かれた方もいたようです。卒業生・修了生の皆様には、ぜひ同窓会を通じて大学とつながっていただければと思います。
(総会担当 太田、赤石沢、高山、竹森)